「せっかくクーポンを配っても、英語じゃないと伝わらないかも…?」
「割引設定って多言語対応できるのかな?」
そんな悩みを持つ越境ECオーナーへ、Shopifyでできる多言語クーポン施策の方法とコツを解説します。
なぜ「多言語」でクーポン施策が必要?
クーポンは購買のきっかけになる強力な販促手段ですが、伝わらなければ意味がありません。
特に海外販売では、次のような理由で多言語対応が重要です。
- 言語の壁でオファー内容が理解されない
- 国によって表現や文化的なニュアンスが異なる
- クーポンの利用ルールが伝わらないと不信感を招く
しっかり伝えることで、コンバージョン率が改善されることが多いです。
Shopifyでできる「割引設定」の種類
まずは、Shopifyで作成できる割引の基本形をおさらいします。
種類 | 内容 |
---|---|
割引コード | クーポンコード入力で割引(例:WELCOME10) |
自動割引 | 条件に合えば自動で割引される |
固定額 or パーセント | ¥500 OFF、10% OFFなど自由に設定可 |
商品 or 配送 | 商品に対する割引、送料の割引などに対応 |
これらの割引機能そのものは言語に依存しません。ただし、伝え方が大事です。
クーポンを多言語で案内するには?
方法1:Translate & Adapt を使う(Shopify公式アプリ)
Shopifyの「Translate & Adapt」アプリを使えば、次のようなテキストを翻訳・表示可能です。
- クーポン名
- クーポンの説明文
- クーポンを案内するバナーや商品ページのメッセージ
ポイント
クーポンコードそのもの(例:WELCOME10)は言語共通でもOKですが、説明文を各言語でわかりやすく表示しましょう。
方法2:多言語でLP(ランディングページ)を作成する
より本格的に展開したい場合は、各言語の専用ページでクーポンを配布する方法もあります。
/en/pages/coupon
/fr/pages/coupon
など
これにより、言語別にデザインや表現を最適化できます。
海外向けクーポン運用のコツ
コツ | 内容 |
---|---|
各言語に合わせた「ベネフィット訴求」 | 英語圏では「〇%OFF」、フランスでは「送料無料」が響くなど、訴求軸を調整 |
利用条件の明記 | 最低購入金額・使用期限など、誤解を避けるため明確に記載 |
配信チャネルとの組み合わせ | Klaviyoなどで多言語メール配信とセットで運用 |
よくあるクーポン施策の例(英語表現付き)
タイミング | 目的 | 英語例文 |
---|---|---|
初回購入時 | 新規顧客の獲得 | “Get 10% off your first order – use code WELCOME10!” |
カゴ落ち対応 | 購買意欲の後押し | “Still thinking it over? Here’s 10% off to help you decide.” |
リピーター促進 | 再購入を促す | “Thanks for shopping with us – enjoy 15% off your next order!” |
セール連動 | 限定感を出す | “Flash Sale! 20% OFF for 48 hours only – use code FLASH20” |
まとめ:クーポンは「伝え方」で効果が変わる!
Shopifyでは、割引コードの設定は簡単です。ですが、しっかりと伝える多言語施策を加えることで、クーポンの効果を最大化できます。
特に越境ECでは、ユーザーの母語で安心感を与えることが信頼構築に直結します。