なぜサイズのローカライズが重要なのか?
多くの海外ユーザー(特にアメリカ、イギリス)はインチ(inch)やフィート(ft)表記に慣れています。
一方、日本やEU圏ではセンチメートル(cm)が主流です。
そのため、cmだけの記載ではサイズ感が伝わらず、購入をためらわれる原因になります。
対応すべき国と単位
地域 | よく使われる単位 | 対応のポイント |
---|---|---|
アメリカ | inch(インチ)、feet(フィート)、oz(オンス) | cmとの併記が必須 |
イギリス | inch、stone(体重)など | EU圏よりもinchに近い文化あり |
EU諸国 | cm、g、ml | cmだけでもOKだが、EU以外のユーザーも見る場合は併記が安心 |
日本 | cm、kg、ml | 日本語ストアなら通常通りでOK |
変換の目安(基本換算)
- 1 inch = 2.54 cm
- 1 cm = 約0.39 inch
- 例:20 cm = 約7.87 inch(四捨五入して 7.9 inch)
💡 **小数第1位まででOK。**切りのいい数字は“約”表記も可。
商品ページでの表記例
サイズ:20cm(約7.9 inch)
重さ:500g(約1.1 lbs)
このように、()付きで自然に併記するスタイルが一般的です。
自動変換・表示をサポートするShopifyアプリ
海外対応ストアでは、以下のようなアプリでローカライズを効率化できます。
【Best Currency Converter】
- 通貨だけでなく、距離や重さの単位も切り替え可能(拡張プラン)
【Custom Fields by Bonify】
- 商品ごとに独自項目(inch表記など)を追加できる
【Translate & Adapt】
- 翻訳と併記の両方が簡単に管理できる
よくある失敗と対策
失敗例 | 対策 |
---|---|
cmのみの表記で、inch文化圏の人に伝わらない | 併記 or inchのみで別記 |
単位を誤って記載(例:cmとmmを混同) | ダブルチェック+チームでレビュー |
無理に小数第3位まで表記して見づらい | 小数1位までで十分 |
まとめ:ユーザーに合わせた「サイズの言語」を使おう
サイズの伝え方もローカライズの一部です。
以下の対応をしておくことで、海外ユーザーの不安を減らし、購入率UPにつながります。
- inch ⇔ cm の併記
- 使用シーンや持った写真でのサイズ感補足
- 自動変換アプリの活用
💡とくに家具や雑貨、アパレルなど「サイズが購入の決め手になる商品」では必須!