「Shopifyでクライアント向けのストアを作りたいけど、開発ストアってどうやって作るの?」
「開発ストアの機能や制限って何があるの?」
この記事では、Shopifyの開発ストア開設方法を初心者向けにステップ解説します。
また、実際に構築する際の注意点もまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください!
Shopify開発ストアとは?
Shopifyの開発ストアは、クライアント向けのサイトを構築・テストするための専用環境です。
Advanced Shopifyプランと同等の機能をほぼ利用できるため、実際の運用を想定した開発が可能です。
※Shopifyのパートナーアカウント(無料)があれば、誰でも開設可能です。
開発ストアを作成する手順
STEP1:Shopifyパートナーアカウントを用意する
まずはShopifyパートナーアカウントを作成してログインしましょう。
アカウントがないと、開発ストアは作成できません。
※Shopifyのストアを作るサイトとは別ですので、ご注意ください。
パートナーアカウントを作成することで、複数のストアを作成し、管理することができます。
STEP2:パートナーダッシュボードから開発ストア作成へ
- パートナーダッシュボードの左メニューから、[ストア管理] をクリック
- [ストアを追加] → [開発ストアを作成] を選択

STEP3:開発ストアの詳細設定
セクション | 入力内容 |
---|---|
目的 | [クライアントのストアを作成する] を選択 |
ストア名 | クライアントのストア名を入力(これが myshopify.com のURLになるので変更不可) |
ビジネス所在地 | クライアントの国や地域を選択(地域別のアプリ・送料が自動提案されます) |
販売場所 | [オンライン]・[実店舗]・両方 から選択 |
他プラットフォームで販売中? | [はい] or [いいえ] を選択 |


これで開発ストアが作成されました!
開発ストア内で、テーマの構築や、アプリの導入、Shopifyの設定を行いストアの構築を進めていきます。
STEP4:作業後は「引き渡し」
- クライアントに納品する場合 → ストアの所有権を移行
- クライアントに引き渡した後は開発ストアに接続できなくなるので、コラボレーター接続をしておきましょう。
納品方法については、別途記事でまとめています。
開発ストアでできること【機能一覧】
開発ストアは以下の機能が利用可能です。
- 無制限のテスト注文処理
- ユニークな商品を無制限に作成
- 最大10個のカスタムアプリを開発可能
- カスタムドメインの設定
つまり、実際のショップ運用に近い形で構築・検証できるのが大きなメリットです。
開発ストアの制限・注意点
ただし、開発ストアには以下の制約もあるので、ご留意ください。
制約内容 | ポイント |
---|---|
インストール可能なアプリ | 無料アプリとパートナーアプリのみ |
テスト注文の範囲 | Bogusゲートウェイ or テストモードのみ。実際の決済は不可 |
配送ラベル | テストラベルのみ生成可能(有料プランに移行すると正式な配送ラベル購入が可能) |
パスワードページ | 削除不可(公開ショップにはできない) |
有料プラン移行時 | 開発ストアは無料体験・プロモーションの対象外になる |
有料プランに移行すると、開発ストアの特典は終了するので注意!
まとめ:開発ストアはクライアント案件に必須!
- Shopifyパートナーアカウントを作成してから開設
- クライアント向けの本番環境に近い形でテスト・開発できる
- 制約もあるので、納品前に必ずテスト範囲を確認
これからクライアント案件を手がける方は、開発ストアを活用してスムーズに納品&トラブルを回避しましょう!