「越境ECを始めたいけど、海外のお客さんにはどうやってお金を払ってもらえばいいの?」
そんな疑問を持つ方は多いはずです。
ネットショップを海外向けに開設する際、決済手段の整備は非常に重要です。
日本国内と違って、海外では利用される決済手段が異なることも多く、対応していないとカゴ落ち(購入離脱)に繋がってしまいます。
この記事では、**越境ECに対応した代表的な決済手段「Shopify Payments」「PayPal」「Stripe」**の特徴と選び方を初心者向けに解説します。
なぜ「海外対応の決済手段」が重要なの?
海外ユーザーにとって、
- 使い慣れた決済手段が選べない
- セキュリティに不安がある
というのは、大きなストレスになります。
たとえばアメリカのユーザーは「クレジットカード」や「PayPal」を好み、
ドイツでは「銀行振込」や「Klarna」が主流といった具合に、国ごとに事情が違います。
そのため、Shopifyストアでの購入体験を快適にするには、グローバル決済に対応することが不可欠です。
海外向けに対応できる代表的な決済サービス3つ
1. Shopify Payments(ショッピファイ・ペイメンツ)
Shopifyが提供する公式決済サービス。
導入が簡単で、Shopifyの管理画面から一元管理できるのが最大の魅力です。
対応ブランド例:
- Visa / Mastercard / American Express
- Apple Pay / Google Pay
- Shop Pay(Shopify専用の高速決済)
メリット:
- 手数料が比較的安い(他社連携に比べて優遇あり)
- 入金スケジュールが明確
- チャージバック対応もスムーズ
デメリット:
- 一部の国では利用不可
- 国によって対応通貨や決済方法が制限されることも
2. PayPal(ペイパル)
世界中で広く使われているオンライン決済プラットフォーム。
特にアメリカ・ヨーロッパでは「ネット決済=PayPal」という感覚のユーザーも多いです。
メリット:
- 海外のユーザーに圧倒的な認知度
- クレジットカードを持っていない人にも対応
- セキュリティが高く、購入者保護制度が整っている
デメリット:
- 手数料が高め(約3.9%+固定手数料)
- 出金手続きに時間がかかることも
- 管理画面がやや複雑(別途PayPalアカウント作成が必要)
3. Stripe(ストライプ)
開発者に人気のあるグローバル決済サービス。
世界135ヵ国以上で利用されており、カスタマイズ性が高いのが特徴です。
メリット:
- 多通貨・多言語対応
- 自動支払い・サブスクにも強い
- Shopifyともスムーズに連携可能
デメリット:
- 開発者向け機能が多く、やや難易度が高い
- 不正検知などの審査が厳しめ
どれを選べばいい?初心者向けの選び方
ユーザー | おすすめの決済手段 |
---|---|
Shopifyを使っていて、とにかく簡単に始めたい | Shopify Payments |
アメリカ・ヨーロッパの顧客が多い | PayPal+Shopify Paymentsの併用 |
サブスク商品や柔軟な支払い設定をしたい | Stripe(上級者向け) |
よくある質問(Q&A)
Q. Shopify Paymentsだけで大丈夫?
A. 国によってはPayPalを併用した方がベターです。
特にアメリカではPayPalの利用者が多いため、選択肢として用意しておくと安心です。
まとめ|「決済の壁」を取り払うことが成功への第一歩
海外販売では、「売れるかどうか」よりも「買えるかどうか」がまず重要です。
どんなに魅力的な商品でも、使える決済手段がなければ購入されません。
Shopifyなら複数の決済サービスを組み合わせて導入できるため、顧客に合わせた柔軟な選択肢を用意しましょう。