海外取引で必要なインボイスの書き方|初心者向けにテンプレ付きで解説!

越境EC

海外に商品を発送する際に必要になる書類のひとつが「インボイス(INVOICE)」です。

「どんな情報を入れるべき?英語で書くの?」
「フォーマットはあるの?」

そんな不安を抱える初心者の方向けに、この記事ではインボイスの基本知識から書き方までわかりやすく解説します。


インボイスとは?

インボイスとは、「送り状(商業送り状)」のことで、海外に商品を送る際に必須となる書類です。主に以下の目的で使用されます:

  • 税関での通関審査
  • 商品の課税価格の判断材料
  • バイヤー(購入者)への納品明細

特にDHL・FedEx・EMSなど国際配送では、インボイスがなければ発送できないケースもあるため、必ず用意しましょう。


基本の構成|インボイスに記載すべき項目

項目内容
1. 発行日(Invoice Date)インボイスを作成した日付
2. インボイス番号(Invoice No.)請求書番号(管理用)
3. 販売者情報(Seller)あなた(発送者)の氏名・住所・連絡先
4. 購入者情報(Buyer)相手(購入者)の氏名・住所・連絡先
5. 商品の詳細(Description of Goods)商品名、数量、単価、合計金額
6. 原産国(Country of Origin)商品の製造国(例:Japan)
7. HSコード(HS Code)商品分類番号(関税分類コード)
8. 通貨(Currency)JPY / USD / EURなど取引通貨
9. 支払条件(Terms of Payment)通常は「Prepaid(前払い)」
10. 署名(Signature)発行者の署名または会社印(任意)

インボイステンプレート(英語)

以下はよく使われる簡易フォーマットです。WordやExcelで作成し、PDFで保存して使いましょう。


COMMERCIAL INVOICE

Invoice No.: 2024-001
Date: 2025/06/04

Seller:
[Your Name / Store Name]
[Your Address]
[Phone / Email]

Buyer:
[Customer Name]
[Customer Address]
[Phone / Email]

Description of Goods:
- Product Name: Retro Japanese Plate
- Quantity: 2
- Unit Price: USD 10.00
- Total: USD 20.00

Country of Origin: Japan
HS Code: 691110
Currency: USD
Terms of Payment: Prepaid

Signature: __________________

書くときの注意点

英語で記載する

通関用なので、英語で記載するのが基本です(国によっては現地語も可)。

商品名は具体的に

「Goods」や「Miscellaneous」などの曖昧な表記は避け、具体的な品名を書きましょう。

HSコードは必ず確認

関税の計算に必要な**HSコード(6〜10桁)**は、経済産業省や貿易関連サイトで検索できます。


よくある質問(FAQ)

Q. Shopifyで自動生成される?
→ ShopifyにはインボイスのPDF出力機能がありますが、国際配送用には別途作成が必要です(商業用インボイス)。

Q. どこに提出する?
→ 発送時に、配送業者(DHLやEMS)に提出します。商品と一緒に貼付または同梱します。

Q. HSコードがわからない時は?
日本貿易振興機構(JETRO)HSコード検索 を活用しましょう。


まとめ|インボイスは「海外配送のパスポート」

インボイスは、越境ECにおける必須書類です。初めてでもテンプレートを活用すれば難しくありません。

しっかりと準備して、スムーズな海外配送を目指しましょう!


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